当院のリワークプログラム

当院では、2004(平成16)年3月より休職社員の方向けにリワークプログラム(復職支援デイケア)を実施しており、一般社団法人日本うつ病リワーク協会の認定リワーク施設です。


これまでに、多くの患者様にご参加いただき、職場復帰のお手伝いをさせていただきました。当院のリワークプログラムのコンセプトは「在職中の社会人の方で主に過重労働や職場のストレスにより疲弊して、うつ病・うつ状態(主病名・状態像が国際疾病分類ICD-10のF3、F4コードに相当)となった方々を対象とした社会適応レベル改善のためのリハビリプログラム」です。また、単に復職を成功させるだけではなく、再発・再休職の防止を目標としたプログラムです。
リワークプログラムにご参加希望の患者様は、参加に際して当院への転院(主治医変更)が必要です。まずは、お気軽にご相談ください。

>>リワークプログラム(復職支援)についてはこちら

東京リワークキャンパス ”Tokyo Re-Work Campus”

当院のリワークプログラムでは、心理社会教育や集団認知行動療法などのプログラムを通じて、またリワーク参加者同士で行うグループワークを通じて「病気のこと」「治療のこと」「自分自身のこと」「対人関係のこと」などをいろいろと学び、発見して頂きます。これはいわば、学校で行う「学習」や「課外活動」のようなものです。
そこで、当クリニックではリワークのことを「東京リワークキャンパス ”Tokyo Re-Work Campus”」と呼んで、「学びの場」として位置付けています。具体的な日課やプログラムの内容は、次のようになります。是非、この東京リワークキャンパス ”Tokyo Re-Work Campus”に参加することで新しい自分を発見してください。

一週間のスケジュール例

主なプログラム

心理社会教育:病気や治療のこと、睡眠のこと、性格や対人関係のことなどを体系的に学びます。
集団認知行動療法:不調につながる思考や行動のパターンに気づき、現実的な対処法へ修正します。
振り返り:自分史をプログラム内で発表し、グループ討論を通じて自己を再発見します。
テーマトーク:個別の悩みや困っていることを「テーマ」としてグループ討論します。
私の仕様書:リワークを通じて得た「気づき」をまとめ、復職後の行動指針として発表します。
オフィスワーク:個別に課題に取り組み、集中力や作業能力を向上させます。

東京リワークキャンパスのスペース

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ご利用までの流れ

ご利用料金

・健康保険、通院医療公費負担制度(自立支援法)が適用されます。
・自立支援医療制度を申請される方は、住居地の役所、保健所などでお手続きをお願いいたします。
・1日あたりの費用の目安は、次の図の通りです。

東京リワークキャンパスの利用状況

※調査対象期間:2013年4月1日~2018年3月31日
●利用者総数:173名
(男性77.5%、女性22.5%、平均年齢40±8.7歳)
●利用者の所属業種:
情報通信業         33%
製造業           33%
サービス業         17%
電気・ガス・熱供給・水道業  6%
医療・福祉業         6%
公務員            5%
※業種名は日本標準産業分類(大分類)を使用

●リワーク修了割合:71.7%
●復職6か月後の就労継続割合:95%

●利用者の感想:
・(40代、男性)「リワークでは今までの人生にないくらい自分に向き合うことができ、うつになったことも一つの経験としてプラスになったと考えられるようになりました。」
・(50代、男性)「生活リズムが整い、会社へ復帰した時も楽になった。もしリワークに来ていなかったらリズムが整わないまま会社に行くことになり、途中で投げちゃっていたと思います。」
・(30代、女性)「自分のことを振り返ったり、周りから意見をもらったりする事は普段の日常生活にはないものなので、そういうことを知識と経験のあるリワークスタッフや他のメンバーさんと話せたのが良かったです。良い体験をさせてもらいました。」
・(50代、男性)「ある程度ルール通りに生活が出来たことや人とのコミュニケーションを通して自己理解が深まり、復職につなげられたと感じています。」
・(50代、男性)「リワークのスタッフや他のメンバーは、人生の辛い時の良き伴走者であったと実感しています。」
・(40代、女性)「病気の原因を探ることで人生を振り返り新しい生き方を考えたり、看護師さんからの指導でダイエットまで出来て良かったです。また、気持ちや思いは頭のなかでモヤモヤしているのではなく、きちんと言葉にすることが重要だと認識出来ました。」
・(30代、女性)「初めは出席のことをきつく言われるのがとても嫌でした。でも、リワークスタッフと個別に面談したり他の参加者の話を聞いているうちに、『自分は無意識に逃避するところがあって、働いていたときもそうだったのでは』と気づくようになりました。この発見は、自分にはとても大きいものでした。」